言語スペシャリスト(LS)は、翻訳品質の審査やアドバイスの提供、学習資料の作成、プロジェクト関連タスクのサポートなどの業務の他、高い品質を維持するための品質管理業務を担っています。このサポート記事では、LSやLSチームの管理に関し多く寄せられる質問に回答します。

 

言語スペシャリストとは誰ですか?

 

LSの多くはフルタイムの仕事に就いているか、Gengo以外にも複数のクライアントを持つフルタイムの翻訳者です。

 

Gengoのフリーランス翻訳者としての経験が豊富なLSは多くなく、Gengoの翻訳者と比べて日常的に受注可能案件を受注することはあまりないLSが大半を占めています。

しかし、Gengoスタッフの要望を受け、長く受注待ちが続いている翻訳案件をLSが受注することはたまにあります。

LSの中には、長期にわたりGengoの翻訳者として活動し、そのプロフェッショナルな姿勢や素晴らしい翻訳の品質が評価され、LSとなった人も一定数います。これらのLSは、既に1名以上のLSが存在する言語ペアにLSとして加わることが多くなっています。

 

LSの皆さんのインタビュー記事がこちらにいくつかありますので、ぜひご覧ください。

 

 Meryem (EN>FR/FR-CA), Anna (EN>UK), Gabriela (EN>ES-LA), Sara (EN>PT), Regina (EN>BG) 

 

GengoはLSのパフォーマンスを重視しており、品質審査や翻訳案件の品質を定期的にチェックする体制を取っています。言語ペアのLSの数に応じ、ピアレビューを行う場合もありますが、第三者による品質チェックも実施しています。

 

 

 

LSによるレビューの品質が悪い場合はどのように対処しますか?

 

LSがGengoとの間で締結する業務委託契約の中で、LSは「客観的かつ公正なレビューを行い、高い品質の翻訳スキルを実証する」ことに同意しています。品質レビューに問題がある場合は、LSに対しGengoの品質レビューのガイドラインに沿った業務を確実に行うよう、再訓練を行います。

それに加えて、低い品質の翻訳を提供した場合は厳しい警告が送られ、二度目に同じ問題が発覚した場合は、問題の深刻度に応じ契約解除などの厳しい措置を取っています。

 

LSは、Gengoの従業員同様厳しい業務評価の対象になります。レビュワーとして勤務を開始してから数週間で最初のレビューを受け、フィードバックが送られます。LSチームはその後も改善状況をモニターし、何か問題がある場合はどのように改善すればいいかアドバイスをするなど、頻繁にLSとやり取りを行います。

 

 

 

Gengoチームは、LSがその言語ペアで多くの案件を受注していないことをどのように把握するのですか?

 

Gengoでは、翻訳案件に関しては翻訳者同様にLSを扱います。翻訳者と同様にLSのアクティビティは常にモニタリングの対象となっており、受注までのスピードや受注案件の量をチェックしています。

 

システム上、LSやレビュワーを含め特定のユーザーが通常より多くのボリュームの案件を受注していることが検知された場合は、問題が起きていないか、詳細を確認します。

LSは、人気がなく受注待ちが長く続いている案件を、Gengoの依頼を受け受注することもあります。

 

 

LSはGoCheckをリクエストすることはできますか?

 

いいえ、LSはGoCheckをリクエストする権限を持ち合わせていません。Gengoのシステムは自動的にGoCheckを作成し、LSはシステムが作成したGoCheckのレビューを行います。LSは、そのレビューを行うか行わないか、を選ぶことはできません。

 

複数のGoCheckが続いて行われることがある、と疑問に思われるかもしれません。GoCheckシステムは、1名のトランスレーターに対し、様々な要素を鑑み一定量の翻訳品質がチェックできるように設計されています。このため、GoCheckの数が増えることもあります。

システムがランダムにリクエストする定期的なGoCheckの他、依頼者によるフィードバックのスコアが低い場合やGoCheckスコアが悪かった場合、また案件の受領拒否などを受けGoCheckが行われる仕組みとなっています。

 

 

 

LSが公正なレビューを行っていない場合、Gengoはどのようにして知るのでしょうか?

 

 

GengoのGoCheckシステムは独自の計算式に基づいてGoCheckスコアを算出しており、LSはこれをコントロールすることはできません。 (Read more

 

また、LSがレビューのガイドラインに沿って審査を行っているかを確認し、モニターするための方法がいくつかあります。

 

その1つが、トランスレーターによる再レビューリクエストです。再レビューリクエストの状況を確認することで、LSが公正かつ正確なレビューを行っているか確認をしています。特定のLSに対し複数のトランスレーターから再レビューリクエストが寄せられた場合、また二度目のレビューの結果が当初の結果とかけ離れている場合、再訓練の必要性を含め調査を行います。

 

 

Gengo_LS_Team_2.png

(モニタリングダッシュボードのサンプルです)

 

Gengoはまた、個々のLSがマークしたエラーの深刻度(critical, medium, low)や低スコア(<7)のGoCheckのパーセンテージをチェックしています。

 

これらのデータを確認することで、レビュー業務に矛盾が生じていないかどうか、また既存のパターンを明らかにできます。

 

Gengo_LS_Team_1.png

(モニタリングダッシュボードのサンプルです)

 

 

最後になりますが、LSポジションについてもっとよく知りたい場合、またLSになりたいと思われる方は recruiting page をチェックいただき、応募してください。お待ちしております!

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