GoCheckとは?
GoCheckは、Gengoの品質管理システムにおいて重要な役割を担っています。GoCheckは訳文の評価システムであると同時に、建設的なフィードバックを提供することで、トランスレーターの成長と改善をサポートします。
Gengoのレビュアーは、翻訳の評価を行うにあたり、Gengoが定めたエラーの分類に基づき、訳文中のエラーをチェックします。Gocheckのシステムは、文字数やエラーの数、エラーの種類、エラーの深刻度に応じて、案件の品質スコアを0.0から10.0の範囲で自動計算します。
(詳しくはGengoにおける品質の測定方法をご覧ください)。
下のスクリーンショットは、レビュアー用のGocheckプラットフォームです。レビュアーは、エラーのチェック後に表示される選択肢からエラーの種類を選択します。
エラー以外にも言語スペシャリストは単に翻訳の質の向上のための提案をすることができますが、この場合は減点にはなりません。
Gengoが求める翻訳とは?
Gengoでは人力による、自然な翻訳の提供を目指しています。例えば、同じ原文を2人のトランスレーターが訳した場合を考えてみましょう。2つの訳文において、異なる文体や言い回しが使われていたとしても、どちらもネイティブスピーカーが読んで違和感のない翻訳に仕上がることは不思議なことではありません。
こうした文体や言い回しの違いは間違いとはみなされません。なぜなら、こうした側面を客観的に評価することや、特定の文法規則に従い審査することはできないからです。一方で、「不自然な翻訳」とは、奇妙な言い回しや構造が含まれるものや、ネイティブスピーカーにとって「あまりに不自然」と感じられるものです。対象言語の使用において「おかしな」表現は、エラーとして評価されます。
エラーの深刻度
Gengoではエラーをその深刻度に応じて「軽度(Low)」、「中程度(Medium)」、そして「重度(Critical)」に分類します。エラーの分類で最も重要な部分であり、翻訳全体にエラーがどれほどの影響を及ぼしているかにより判断されます。
- Low: 翻訳全体に及ぼす影響が小さい、ささいなエラーや不一致。このエラーにより訳文の意味は大きく変化せず、翻訳は利用可能。
- Medium: 明白なエラー。不正確な翻訳や明らかに非文法的な解釈。深刻なエラーではあるが、翻訳は利用可能。
- Critical: 原文の意味を変えてしまうような深刻なエラーで、訳文を利用するためには再翻訳が必要。例として、原文の客観的事実の誤訳、名前や場所などの重要な情報の誤訳、原文の大きなまとまりの脱落などが挙げられる。
エラーの種類
GengoのレビュアーがGocheckシステムにおいてマークするエラー(間違い)の種類は7つあります:
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