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現在のGengoの日本語スタイルガイドについて、改善の余地があるように思いましたので、皆さんのご意見を伺いたく、投稿致します。

 

私が気になっているのは、スタイルガイドの「5. 文字間のスペース」と「9. ソフトウェアのローカライズ案件について」です。

 

「5. 文字間のスペース」では、「(ア) 英数字と隣接する全角文字の間には、原則として、半角スペースを入れません。」とあります。一方、「9. ソフトウェアのローカライズ案件について」では、「(ア) 依頼者から特に指定のない限り、英数字と隣接する全角文字の間には、半角スペースを入れます。(5(ア). も参照のこと。)」とあります。ちなみに、ここで使われている例文は全く同じものです。

 

これは、どちらかに統一すべきではないでしょうか?

 

と言いますのも、翻訳者としては、英文を見ただけでは、それがソフトウェアのローカライズなのか、そうでないのか、判断することが難しい場合があるためです。依頼者が「これはソフトウェアのローカライズ用です」と指定してくれることは稀であり、実質翻訳者の自己判断に委ねられているのが現状かと思います。なぜローカライズでは半角スペースが必要で、それ以外では必要ないのか、その基準も曖昧なように思います。

 

今まで、これについてそれほど問題視してはいなかったのですが、先日、「ホームページでの製品紹介用に使う」という文章について、「5.」のルールに従って提出したところ、「英数字のあとにはスペースを入れて欲しい」という理由で、修正依頼を出されてしまいました。修正依頼に気付くのが遅ければ、せっかく提出した訳文がキャンセルされてしまうという事態でした。

 

他のGengo翻訳者の方々で、似たような体験をされた方はいらっしゃいませんか? 皆さんはこの問題についてどのようにお考えでしょうか。また、上記の問題以外にも、日本語のスタイルガイドについてご意見などあれば、お聞かせいただければと思います。

5 comments

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    kazuki

    半角スペースを入れるか入れないかで、ある文章が否定文から肯定文へ劇的に変化することは無いだろう、その様に考えています。

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    ChikaraShimizu

    確かに、おっしゃる通りです。私もそのように思います。半角スペースの有無であったり、半角・全角の使い分けによって、文章の意味が変わることはありません。

     

    ですが、翻訳者ごとの表記ズレを回避するため、「どちらでもよいこと」を「どちらかにすべし」と指定するのがスタイルガイドであって、翻訳者の私たちはそれを遵守する立場にあるわけです。

     

    そんななかで、「ソフトウェアのローカライズ」というのは、いささか曖昧な定義のように感じます。それが翻訳者の判断に委ねられているのが現状かと思います。

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    Mk Json

    大変興味深い内容だったので、私からも意見を述べさせていただきます。

    ほぼ丸2年間Gengoで翻訳を行っていますが、私もスタイルガイドのスペースに関する指示にはずっと同様の疑問を抱いていました(今まで特に依頼者との間で問題が起こったことも、シニア翻訳者から指摘されたこともなかったので放置していましたが……)。

     

    私の場合、ほぼ全ての案件で半角スペースを入れていません。ChikaraShimizuさんの仰る通り、ソフトウェアのローカライズかどうかの判断が難しいからです。また、ソフトウェアといっても、ゲームなどのアプリケーションの文章で半角スペースを挿入する必要はないと考えています(私がゲームを今までプレイしてきた経験上、そのような文章はまずありませんし、読みにくいだけです……)。用語などを調べていく中で類似資料を集め、「この種類の案件では半角スペースを挿入する方がどうやら普通らしい」と判断したものだけ半角スペースを挿入するようにしています(かなり恣意的ですが……)。

     

    それと、半角スペースの有無で意味が変化することは確かにありませんが、重大な問題を生む場合があります。Twitterの投稿の翻訳についてなのですが、ハッシュタグ(#記号の付いた語句で、クリックすると同じハッシュタグが付いた投稿を参照することができる機能です)の#記号の直前と、ハッシュタグとして設定したい語句の最後の文字の直後に半角スペース(全角でもいいはずですが、通常は半角スペース)を挿入しなければハッシュタグとして正常に機能しません(直前のスペースがなければリンクが生成されませんし、直後のスペースがなければ余計な文字がハッシュタグに含まれます)。この仕様のことを知らない翻訳者の方がどうやら結構多いらしく、スペースについての配慮がない翻訳をTwitter上でよく見かけます。TwitterやFacebookの投稿の翻訳の案件はよく見かけるので、この問題はスタイルガイドで言及するべきではないかと思います。

     

    念のため、「#Gengo」というハッシュタグを例に、Twitterのハッシュタグの良い例と悪い例を取り上げます。

    良い例その1: 私は、翻訳サービスの #Gengo を利用しています。(直前・直後にスペースをちゃんと挿入しています)

    良い例その2: 私は、#Gengo を利用しています。(直前にスペースがありませんが、隣接する文字が句読点(、。)や括弧などの特殊記号であれば大丈夫です。直後の場合も同様です)

     

    悪い例その1私は、翻訳サービスの#Gengo を利用しています。(直前のスペースがないので、ハッシュタグのリンクが生成されません)

    悪いその2私は、翻訳サービスの #Gengoを利用しています。(直後のスペースがないので、「#Gengoを利用しています」がハッシュタグになってしまいます)

     

    URLのリンクの仕様も、このハッシュタグと同様のようです。ちなみに、@記号のリンク(他のユーザーを参照)の場合は、直前・直後のスペースがなくてもどうやら大丈夫のようです。

     

    以上の説明に何か間違いや不備があればご指摘ください。

     

     

    もう1つ、スペースとは別の問題ですが、スタイルガイドの「4. 全角記号と半角記号の使い分け」において疑問符「?」、感嘆符「!」、括弧「()」は「原則として、半角を使用」するように指示されていますが、これらの記号はむしろ全角を使うのが普通だと思います。ソフトウェアのローカライズなどでは当然、これらの記号も半角にすべきでしょうが……正直、一般的な日本語の文章に即した指示ではないと思います。私も一応スタイルガイドに則り案件では半角を使用していますが(この文章では敢えて全角を使用しています)、ずっとモヤモヤしています。というか、英>日の校正の案件を受けている都合上、他の翻訳者の方々の翻訳を拝見させていただく機会が多いのですが、スタイルガイドをしっかり読んでいないと思われるものが結構あり(上記の記号を全て全角で使用している……だけならまだしも半角・全角が平気で混在している場合も。単なるタイピングミスではなく半角・全角のルールを把握していないことがはっきり分かります)、ちょっと辟易しています……。

     

    ちなみに、「?」、「!」など特殊記号の直後は(この文のように)全角スペースを挿入するのが恐らく一般的です! 特に日本語の出版物ではこのルールが適用されていることが多いです。お手元に日本語の小説(「?」、「!」の記号を見つけやすいジャンルかと思います)などがあれば参照してみてください(出版社や作家によってルールが異なるかもしれませんが……)。

     

     

    長くなりましたが、参考になれば幸いです。

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    Mk Json

    「拝見させていただく機会が」ではなく「拝見する機会が」が正しいですね……。訂正させていただきます。

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    kazuki

    参考になります。具体例を添えていただき、機械が目を皿にして文章を読み取る姿が思い浮かびました。今後に活かします。

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